驛 付録
遥々出向いた、偶然出会った、度々被写体を求めた。
全国各地の
お気に入り駅。
本編で御紹介以外の散在各作品をまとめました。
つがるいいづめ
津軽飯詰
〈標高:およそ18m〉
青森県五所川原市
津軽鉄道
津軽鉄道お手軽好撮影地の最寄り駅で、周辺一帯も含め、時代に取り残された様な、昭和の素朴な哀愁漂う魅惑の存在。
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哀愁の木造駅舎には住所を明示!
風雪に耐え現役の、歪んだ木製架線柱。
以前は外灯装備か?
駅前の林檎貯蔵倉庫と、雪解けでぬかるむ未舗装道路。
雰囲気は正に昭和!
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とどろき
驫木
〈標高:およそ9m〉
青森県西津軽郡深浦町
五能線
潮風吹きすさぶ過酷な立地ながら、予算配分の悪戯か?
奇跡的に半世紀も前の「男はつらいよ 奮闘篇」の頃の雰囲気留める人気駅。
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波打ち際には鴎舞い、冬の名残の西日が風景彩る。
間も無く日没。
流れる雲、色付く空。
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あさぎし
浅岸
〈標高:およそ565m〉
岩手県盛岡市
山田線
合併の結果とは言え、県都・盛岡市内ながらの“山間僻地”。
時代に取り残された様な一帯の雰囲気が好きだったのだけれど、廃駅に。
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ホームは板張り。
停車は一日上下五本。
しかも冬季は全列車通過!
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いたや
板谷
〈標高:およそ549m〉
山形県米沢市
奥羽本線
峠の名の由来、板谷集落の最寄り駅。
スイッチバック時代の遺構を活用した構内構造が、独特の雰囲気を醸し続けています。
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朝の板谷駅。利用者を認めるのは稀だけれども、各列車比較的長時間の停車。
旧駅へ続く雪除け脇を通過する「つばさ」。
運行頻度は鈍行比約三倍。
其の内部は現在、保線用の引込線と、集落と新ホームとを結ぶ全天候型通路に。
冬季の停車列車は、直前からかなりの低速にて駅進入。
左の坑口は旧引上げ線跡。
夜の汽車。
無人の駅。
車掌が画面に物語を添える。
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あかいわ
赤岩
〈標高:およそ328m〉
福島県福島市
奥羽本線
四連続スイッチバックで其の名を馳せた板谷峠。
福島県側唯一の赤岩駅は、今や通年全列車通過の過疎の悲哀。
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吾妻山系を背景に、かつてのスイッチバック遺構脇を通過する「つばさ」。
其の勾配は38‰。
昔は此の辺りに集落へと続く踏切があった記憶。
旧ホーム上に残る看板。
多分名所旧跡案内ではなかろうか・・・
対面側のホームにも、何故か同じ遺構が残置。
構内軌道の終端は、かつての長大な編成と狭盆な地形の関係で隧道内。
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おおしらかわ
大白川
〈標高:およそ302m〉
新潟県魚沼市
只見線
只見線運行上の拠点駅としての存在は過去の物。
大白川は峠口の集落ながら、本村と駅とは距離が有る為か、定期利用客は極々僅か。
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早春。
残雪の駅に汽車が到着。
観光施設に併設の駅。
但しどちらも、営業の姿を見た事が無い・・・
黄金週間中の大白川駅。
残雪と新緑の組み合わせが魅力。
構内には給水塔と、転車台も残存で蒸気運転の夢抱く。
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いりひろせ
入広瀬
〈標高:およそ221m〉
新潟県魚沼市
只見線
只見線魚沼側の定期残存理由は実質、小出〜入広瀬のみ。
然しながら矢張り高校生頼み。
個人的には、付近長期滞在時の拠点的存在。
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駅舎建て替えに依って生まれた施設は、此方も人影無し。
それでも駅の歴史展示はそれなりの見応え。
朝の小出行きは驚きの混雑。
九割九分九厘高校生だけれど・・・
今冬も残り僅か、ちょっぴり手持無沙汰な新型除雪車に、ひと時の小さな珍客。
下校の汽車は、何故か寂し気でドラマチック。
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おうみがわ
青海川
〈標高:およそ10m〉
新潟県柏崎市
信越本線
“日本海に一番近い駅”として有名。
岸恵子・萩原健一主演「約束」の冒頭(列車通過シーン)等、銀幕・テレビドラマの舞台にも。
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「約束」然り、日本海は矢張り、冬の荒々しい姿が絵になる。
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もりみやのはら
森宮野原
〈標高:およそ290m〉
長野県下水内郡栄村
飯山線
国内最高積雪を記録。
信越国境に位置する珍しい立地命名の、飯山線運行上の拠点駅。
個人的には、付近長期滞在時でも拠点的存在。
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排雪の壁は高くなるばかり。
お陰で此の季節には、昼間は連日運休で除雪作業。
敗戦へと沈む混迷期、霞んだ記録的豪雪の証。
伝統的に、大半の列車は当駅にての交換ダイヤ。
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うえの
上野
〈標高:およそ5m〉
東京都台東区
東北本線・東北新幹線・常盤線
日本を代表するターミナル駅。
或る年代以上の北日本・東日本出身者にとっては郷愁の駅。
但し其の機能は今では甚だしく低下。
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国内では珍しく、良い雰囲気を保ち続けている都会の巨大駅。
昭和の数々の銀幕の舞台に利用された中央改札も、微かに面影留める。
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ぬまづ
沼津
〈標高:およそ9m〉
静岡県沼津市
東海道本線・御殿場線
新幹線開業前の、日本の大動脈の拠点駅だった頃の面影留める貴重な駅。
年々雰囲気は損なわれつつも、高架化迄は消極的残置。
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時代を感じさせる壁面タイル。
表示にも、何処か漂う“あの日”の雰囲気。
昔ながらのホーム上立ち食い売店も健在。
此の情景に監視カメラは余りにも異質!
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いえやま
家山
〈標高:およそ142m〉
静岡県島田市
大井川鐵道
其の昭和的雰囲気から或る意味、大井川鐵道の顔的存在。
国鉄でのSL運行終了後は、銀幕・テレビドラマでの鉄道時代ロケ数知れず。
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“桜の駅”の面目躍如。
鉄路東側は延々の桜並木。
此の年運行された、家山折返しのSL急行。
乗車の少年達と。
満開の桜を背景に、出発の急行「かわね路」。
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ぬくり
抜里
〈標高:およそ150m〉
静岡県島田市
大井川鐵道
徐々に数を減らしているとは言え、昭和の素朴な木造駅舎が多数残る大井川鐵道。
此処は茶所真只中で、独特の雰囲気が堪りません!
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収穫帰りのおばあちゃんが、気前良くモデルになってくれました!
運良くロケ列車と遭遇?
車内の雰囲気が戦時風。
仕事帰りのおじさん。
“サヨばあちゃん”看板設置仕立ての頃。
おばあちゃんの今日の収穫。
ホーム脇には、何故か杖多数。
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せんず
千頭
〈標高:およそ300m〉
静岡県榛原郡川根本町
大井川鐵道
新金谷と並ぶ、大井川鐵道の一大拠点駅。
「かわね路」運行時は折返しの間合いを利用しての、雑多な準備光景公開が大人気。
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大井川鐵道では硬券が健在。
収納する箱も“あの頃”のまま。
朝の光線での一コマ。
井川線、当時の一番列車は、冬季まだ日の低い時間。
乗車の急行「かわね路」牽引C10動輪。
到着後も雑多に手間の掛かる蒸気機関車。
新金谷にも転車台設置で、千頭での方向転換復活。
動力は人力!
まるで模型の感の千頭駅、構内俯瞰。
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とよはし
豊橋
〈標高:およそ9m〉
愛知県豊橋市
東海道本線・東海道新幹線・飯田線・名古屋鉄道
幼少期から其の変遷を見届けた、地元に一番近い“都会”駅。
他駅同様、徐々に魅力は薄れても、矢張り愛着ある存在に変わりは無い。
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一日数本有る上諏訪行き“鈍行”。
所用およそ六時間!
入場や否や、突然訪れたシャッターチャンス!
橋上駅舎化で雰囲気激変の飯田線・名鉄の行き止まり型ホーム。
最新式の車両と伝統の手旗の組み合わせは、或る意味珍妙。
言われなくても整列する、律儀で行儀の良い民族。
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ふなまち
船町
〈標高:およそ2m〉
愛知県豊橋市
飯田線
歴史的経緯で並走する路線中、飯田線のみ停車の変則駅。
隣接の貨物駅鉄路遺構も、かなり魅力的な撮影対象。
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車両限界が影響か、現在の基準では放任の感も強い、安全は自己管理の通路。
身近で一番好きな鉄道ロケーション。
朽ち行く寸前、国鉄時代の操車設備。
金星と三日月の贈り物。
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みのあかさか
美濃赤坂
〈標高:およそ13m〉
岐阜県大垣市
東海道本線
東海道本線の隠れたもう一つの終着駅。
貨物鉄道愛好家には人気で馴染みも、日中は列車も少なく閑散。
構内各所に哀愁漂う。
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知られざる東海道線の終着駅 美濃赤坂 《平成27年9月中旬》
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窓枠・天井・腰掛に至る迄、かなり原形を留める貴重遺産。
つい一昔前迄は、荷物の集積場として利用されていた貨物ホームの今。
昔ながらの絵になる車止めと、到着の電車。
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ぐじょうはちまん
郡上八幡
〈標高:およそ207m〉
岐阜県郡上市
長良川鉄道
無形遺産の真夏の徹夜踊りで、全国的に有名な郡上八幡。
其の玄関口も日本全国に誇れる、美しい歴史的有形遺産。
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観光列車「ながら」運行前の、素朴な普段着姿の頃。
今や貴重な純木造の跨線橋。
真夏の夜の一夜限り、駅前踊りが開催されます。
恒例の臨時列車で帰宅の途。
関係者一同感謝のお別れ。
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ほくのう
北濃
〈標高:およそ446m〉
岐阜県郡上市
長良川鉄道
元来は越美南線の“暫定”終着駅。
計画では此の先、帰属曰くの九頭竜水系・石徹白経由で“北線”と繋がれ、福井へと至るはずだった。
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峠の谷口に位置する小さな集落の長閑な“終着駅”。
転車台は観光施設として、周囲に安全柵が張り巡らされた。
使われなくなって久しい一番線。
名も知らぬ可憐な花が満開の初夏。
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こしのかた
越ノ潟
〈標高:およそ1m〉
富山県射水市
万葉線
高度成長期、港湾整備で途切れた鉄路は県営渡船補完で連絡駅に。
大橋に併設の不便で無駄な歩道設備供用後も、便利な渡しは残置。
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事業遂行が本命題。
結局は元来不本意な、中途半端な共存維持。
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けーぶるえんりゃくじ
ケーブル延暦寺
〈標高:およそ655m〉
滋賀県大津市
比叡山鉄道
比叡山に敷かれた二つの鋼索軌道各駅は皆魅力的。
其の中でも当駅は歴史と風格を備えた、且つ琵琶湖畔の展望も抜群の隠れた名所。
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構内迄急傾斜の鋼索鉄道らしい、雰囲気伝わる駅名板。
登録有形文化財 延暦寺驛 《平成27年11月下旬》
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昭和初期らしい特徴的外観を保つ、登録有形文化財。
待合も又、調度品も含め時代の香り。
発車間際の情景も又、何処か“あの頃”。
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やまとさいだいじ
大和西大寺
〈標高:およそ72m〉
奈良県奈良市
近畿日本鉄道
中間駅ながら、近鉄の大規模車庫が隣接の一大ターミナル。
分岐器がひしめく標準軌が、何処と無く欧州の鉄道駅を彷彿とさせる。
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高速通過無縁の構内にも関わらず、直線的線路配置の少ない日本の分岐構造。
映画の一場面の様な、朝の情景。
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しおみばし
汐見橋
〈標高:およそ1m〉
大阪市浪速区
南海電気鉄道
建設の経緯上、高野線の起点駅ながら、現状は大都会のうらぶれた盲腸線ターミナル。
毎時二本、二両編成の電車が発着するのみ。
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大都会の中心部に立地とは思えない閑散とした構内。
反面、地方路線の様な優しさの気遣い残る。
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わかやまこう
和歌山港
〈標高:およそ6m〉
和歌山県和歌山市
南海電気鉄道
“鉄道連絡船”が国内では死語となりつつある昨今、地味ながら完全現役の航路直結駅。
かつての青函航路の想い出が蘇ります。
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ホームから、停車中の列車越しに連絡船。
国内では最早此処だけか。
煤煙に無縁な電鉄線に於いても、昭和の駅には洗面台と水飲み台。
無人駅になった今でも、連絡船の発着時にだけは往時の微かな面影。
乗船口へと続く、長い連絡通路。
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みろづ
見老津
〈標高:およそ9m〉
和歌山県西牟婁郡すさみ町
紀勢本線
黒潮を間近に望む無人駅、其の壱。
国道を挟みながらも、待合からも長閑な眺め。
観光地化されていない素朴な雰囲気が魅力的。
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装飾皆無の待合室。
西日に輝く太平洋が印象的。
一応、付近を熊野古道が並走。
ささやかな世界遺産宣伝。
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わぶか
和深
〈標高:およそ15m〉
和歌山県東牟婁郡串本町
紀勢本線
観梅撮影の帰りに毎回立ち寄る、黒潮望む駅、其の弐。
経年の潮風の影響か、架線柱は移設改修、跨線橋は撤去された模様。
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Die blaue Stunde 《平成25年9月中旬》
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二度目の訪問時。
架線支持鋼材に補助柱が追加されていた応急処置状態。
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たいのはま
田井ノ浜
〈標高:およそ6m〉
徳島県海部郡美波町
牟岐線
毎夏、ほんの極僅かな期間だけ営業の、海水浴客向け臨時駅。
輝く砂浜直結の珍しい立地。
毎年、開設時は各種催しも。
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ホームを出れば其処は砂浜!
此の日は駅舎を間借りで、地元ラジオ局の出前放送。
一期一会、偶然のドラマ。
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さぬきあいおい
讃岐相生
〈標高:およそ3m〉
香川県東さぬき市
高徳線
歴史街道であり、鉄道俯瞰有名撮影地でもある大坂峠。
其の讃岐側峠口に位置する、雰囲気有る小駅。
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歴史有る神社にも引けを取らない、立派な巨樹が印象的。
大坂峠から眼下を一望。
構内を目下「うずしお」が通過中。
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たどつ
多度津
〈標高:およそ3m〉
香川県仲多度郡多度津町
予讃線・土讃線
四国鉄道発祥の町・多度津。
以来、此の地が島内運行上の拠点駅。
散在する古風な建造群が、薄れつつある其の歴史を語る。
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初訪問は残念ながら閉鎖直後。
構内片隅の絵になる跨線橋。
“釜焚き”の頃から時代は様変わり。
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おこば
大畑
〈標高:およそ294m〉
熊本県人吉市
肥薩線
矢岳越え途中、ループとスイッチバックを組み合わせた珍しい線形が特徴。
嵩上げ・手摺設置等で、ホーム上は若干風情を損ねた感。
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人吉名産、きじ馬の巨大置物は毎回の被写体。
存在意義を失っていた収集箱が、巣箱としての第二のお勤め。
歴史経緯語る石造の給水塔。
元々は薩摩への幹線駅。
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かれいがわ
嘉例川
〈標高:およそ168m〉
鹿児島県霧島市
肥薩線
明治期に開業の、由緒有る木造駅舎残る駅。
近年人気急上昇。
週末限定百食、幻の駅弁「百年の旅物語かれい川」も美味。
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美しさを保持現役の木造駅舎、待合。
片隅奥には新たな居候。
和装が似合いの明治の駅も、利用者は矢張り時代の波に夢中。
伝統の旧暦に則ったひな祭りの特別展示。
我が道を行く、至ってマイペースなニャン太郎。
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りゅうがみず
竜ヶ水
〈標高:およそ13m〉
鹿児島県鹿児島市
日豊本線
昭和世代なら記憶に残る、激甚災害に見舞われた悲劇の駅。
県都から僅か一駅も、付近は影響でほぼ無人化。
定期利用客はいない。
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錦江湾からの日の出。
対岸は大隅。
何気に見上げた視線の先の、噴煙たなびく情景は薩摩の至極日常。
標高は国土地理院「地理院地図」をもとに、駅本屋付近等の1m単位のおおよその数値です。
#:各運営会社の公式値ではありませんのでご留意ください。
また、線路面の標高でもありません。
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