驛 付録

遥々出向いた、偶然出会った、度々被写体を求めた。 全国各地の
お気に入り駅。 本編で御紹介以外の散在各作品をまとめました。


津軽飯詰
驫木
浅岸(平成28年廃止)
峠(特設ページ)
板谷
赤岩
熱塩(特設ページ)(昭和59年廃止)
大白川
入広瀬
青海川
森宮野原
別所温泉(特設ページ)
土合(特設ページ)
上野
下吉田(特設ページ)
沼津
家山
抜里
千頭
豊橋
船町
美濃赤坂
郡上八幡
北濃
越ノ潟
長浜(特設ページ)
ケーブル延暦寺
大和西大寺
汐見橋
和歌山港
見老津
和深
田井ノ浜
讃岐相生
多度津
大畑
嘉例川
竜ヶ水



つがるいいづめ
津軽飯詰
〈標高:およそ18m〉
青森県五所川原市
津軽鉄道

津軽鉄道お手軽好撮影地の最寄り駅で、周辺一帯も含め、時代に取り残された様な、昭和の素朴な哀愁漂う魅惑の存在。

哀愁鉄道
哀愁鉄道 《平成31年3月上旬》
哀愁の木造駅舎には住所を明示!

哀愁鉄道
哀愁鉄道 《平成31年3月上旬》
風雪に耐え現役の、歪んだ木製架線柱。 以前は外灯装備か?

哀愁鉄道
哀愁鉄道 《平成31年3月上旬》
駅前の林檎貯蔵倉庫と、雪解けでぬかるむ未舗装道路。 雰囲気は正に昭和!


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とどろき
驫木
〈標高:およそ9m〉
青森県西津軽郡深浦町
五能線

潮風吹きすさぶ過酷な立地ながら、予算配分の悪戯か? 奇跡的に半世紀も前の「男はつらいよ 奮闘篇」の頃の雰囲気留める人気駅。

五能線の旅
五能線の旅 《平成31年3月上旬》
波打ち際には鴎舞い、冬の名残の西日が風景彩る。

五能線の旅
五能線の旅 《平成31年3月上旬》
間も無く日没。 流れる雲、色付く空。


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あさぎし
浅岸
〈標高:およそ565m〉
岩手県盛岡市
山田線

合併の結果とは言え、県都・盛岡市内ながらの“山間僻地”。 時代に取り残された様な一帯の雰囲気が好きだったのだけれど、廃駅に。

熊注意!
熊注意! 《平成26年6月上旬》
ホームは板張り。 停車は一日上下五本。 しかも冬季は全列車通過!


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いたや
板谷
〈標高:およそ549m〉
山形県米沢市
奥羽本線

峠の名の由来、板谷集落の最寄り駅。 スイッチバック時代の遺構を活用した構内構造が、独特の雰囲気を醸し続けています。

板谷駅
板谷駅 《平成30年2月下旬》
朝の板谷駅。利用者を認めるのは稀だけれども、各列車比較的長時間の停車。

スイッチバック
スイッチバック 《平成30年2月下旬》
旧駅へ続く雪除け脇を通過する「つばさ」。 運行頻度は鈍行比約三倍。

スイッチバック
スイッチバック 《平成30年2月下旬》
其の内部は現在、保線用の引込線と、集落と新ホームとを結ぶ全天候型通路に。

板谷峠
板谷峠 《平成30年2月下旬》
冬季の停車列車は、直前からかなりの低速にて駅進入。 左の坑口は旧引上げ線跡。

峠の夜汽車
峠の夜汽車 《平成30年2月下旬》
夜の汽車。 無人の駅。 車掌が画面に物語を添える。


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あかいわ
赤岩
〈標高:およそ328m〉
福島県福島市
奥羽本線

四連続スイッチバックで其の名を馳せた板谷峠。 福島県側唯一の赤岩駅は、今や通年全列車通過の過疎の悲哀。

赤岩
赤岩 《平成30年4月下旬》
吾妻山系を背景に、かつてのスイッチバック遺構脇を通過する「つばさ」。

38Promille
38Promille 《平成30年4月下旬》
其の勾配は38‰。 昔は此の辺りに集落へと続く踏切があった記憶。

赤岩 今
赤岩 今 《平成30年4月中旬》
旧ホーム上に残る看板。 多分名所旧跡案内ではなかろうか・・・

スイッチバック遺構
スイッチバック遺構 《平成30年4月中旬》
対面側のホームにも、何故か同じ遺構が残置。

スイッチバック遺構
スイッチバック遺構 《平成30年4月中旬》
構内軌道の終端は、かつての長大な編成と狭盆な地形の関係で隧道内。


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おおしらかわ
大白川
〈標高:およそ302m〉
新潟県魚沼市
只見線

只見線運行上の拠点駅としての存在は過去の物。 大白川は峠口の集落ながら、本村と駅とは距離が有る為か、定期利用客は極々僅か。

大白川
大白川 《平成30年3月中旬》
早春。 残雪の駅に汽車が到着。

新しい季節へ
新しい季節へ 《平成30年3月中旬》
観光施設に併設の駅。 但しどちらも、営業の姿を見た事が無い・・・

大白川駅
大白川駅 《平成27年4月下旬》
黄金週間中の大白川駅。 残雪と新緑の組み合わせが魅力。

大白川駅
大白川駅 《平成27年4月下旬》
構内には給水塔と、転車台も残存で蒸気運転の夢抱く。


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いりひろせ
入広瀬
〈標高:およそ221m〉
新潟県魚沼市
只見線

只見線魚沼側の定期残存理由は実質、小出〜入広瀬のみ。 然しながら矢張り高校生頼み。 個人的には、付近長期滞在時の拠点的存在。

悲哀の現実
悲哀の現実 《平成30年3月中旬》
駅舎建て替えに依って生まれた施設は、此方も人影無し。 それでも駅の歴史展示はそれなりの見応え。

登校列車
登校列車 《平成27年4月下旬》
朝の小出行きは驚きの混雑。 九割九分九厘高校生だけれど・・・

新型
新型 《平成30年3月中旬》
今冬も残り僅か、ちょっぴり手持無沙汰な新型除雪車に、ひと時の小さな珍客。

下校列車
下校列車 《平成27年4月下旬》
下校の汽車は、何故か寂し気でドラマチック。


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おうみがわ
青海川
〈標高:およそ10m〉
新潟県柏崎市
信越本線

“日本海に一番近い駅”として有名。 岸恵子・萩原健一主演「約束」の冒頭(列車通過シーン)等、銀幕・テレビドラマの舞台にも。

日本海に一番近い駅
日本海に一番近い駅 《平成30年2月下旬》
「約束」然り、日本海は矢張り、冬の荒々しい姿が絵になる。


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もりみやのはら
森宮野原
〈標高:およそ290m〉
長野県下水内郡栄村
飯山線

国内最高積雪を記録。 信越国境に位置する珍しい立地命名の、飯山線運行上の拠点駅。 個人的には、付近長期滞在時でも拠点的存在。

降雪の夜明
降雪の夜明 《平成27年2月中旬》
排雪の壁は高くなるばかり。 お陰で此の季節には、昼間は連日運休で除雪作業。

雪解けの季節へ
雪解けの季節へ 《平成27年2月中旬》
敗戦へと沈む混迷期、霞んだ記録的豪雪の証。

雪深き交換駅
雪深き交換駅 《平成27年2月中旬》
伝統的に、大半の列車は当駅にての交換ダイヤ。


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うえの
上野
〈標高:およそ5m〉
東京都台東区
東北本線・東北新幹線・常盤線

日本を代表するターミナル駅。 或る年代以上の北日本・東日本出身者にとっては郷愁の駅。 但し其の機能は今では甚だしく低下。

上野駅
上野駅 《平成30年1月上旬》
国内では珍しく、良い雰囲気を保ち続けている都会の巨大駅。

心象風景
心象風景 《平成30年1月上旬》
昭和の数々の銀幕の舞台に利用された中央改札も、微かに面影留める。


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ぬまづ
沼津
〈標高:およそ9m〉
静岡県沼津市
東海道本線・御殿場線

新幹線開業前の、日本の大動脈の拠点駅だった頃の面影留める貴重な駅。 年々雰囲気は損なわれつつも、高架化迄は消極的残置。

沼津駅
沼津駅 《平成31年2月上旬》
時代を感じさせる壁面タイル。 表示にも、何処か漂う“あの日”の雰囲気。

沼津駅
沼津駅 《平成31年2月上旬》
昔ながらのホーム上立ち食い売店も健在。 此の情景に監視カメラは余りにも異質!


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いえやま
家山
〈標高:およそ142m〉
静岡県島田市
大井川鐵道

其の昭和的雰囲気から或る意味、大井川鐵道の顔的存在。 国鉄でのSL運行終了後は、銀幕・テレビドラマでの鉄道時代ロケ数知れず。

家山駅
家山駅 《平成26年3月下旬》
“桜の駅”の面目躍如。 鉄路東側は延々の桜並木。

古豪と若人
古豪と若人 《平成26年3月下旬》
此の年運行された、家山折返しのSL急行。 乗車の少年達と。

さくら駅 発車
さくら駅 発車 《平成26年3月下旬》
満開の桜を背景に、出発の急行「かわね路」。


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ぬくり
抜里
〈標高:およそ150m〉
静岡県島田市
大井川鐵道

徐々に数を減らしているとは言え、昭和の素朴な木造駅舎が多数残る大井川鐵道。 此処は茶所真只中で、独特の雰囲気が堪りません!

昭和・平成・そして
昭和・平成・そして 《平成24年12月上旬》
収穫帰りのおばあちゃんが、気前良くモデルになってくれました!

昭和の驛〈抜里〉
昭和の驛〈抜里〉 《平成24年12月上旬》
運良くロケ列車と遭遇? 車内の雰囲気が戦時風。

抜里駅
抜里駅 《平成24年12月上旬》
仕事帰りのおじさん。 “サヨばあちゃん”看板設置仕立ての頃。

おばあちゃんの仕事道
おばあちゃんの仕事道 《平成24年12月上旬》
おばあちゃんの今日の収穫。 ホーム脇には、何故か杖多数。


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せんず
千頭
〈標高:およそ300m〉
静岡県榛原郡川根本町
大井川鐵道

新金谷と並ぶ、大井川鐵道の一大拠点駅。 「かわね路」運行時は折返しの間合いを利用しての、雑多な準備光景公開が大人気。

硬券
硬券 《平成25年12月中旬》
大井川鐵道では硬券が健在。 収納する箱も“あの頃”のまま。

朝の井川線
朝の井川線 《平成26年5月上旬》
朝の光線での一コマ。

朝の井川線ホーム
朝の井川線ホーム 《平成25年12月中旬》
井川線、当時の一番列車は、冬季まだ日の低い時間。

蒸気機関
蒸気機関 《平成25年12月中旬》
乗車の急行「かわね路」牽引C10動輪。

機関室
機関室 《平成25年12月中旬》
到着後も雑多に手間の掛かる蒸気機関車。

転車台
転車台 《平成25年12月中旬》
新金谷にも転車台設置で、千頭での方向転換復活。 動力は人力!

おもちゃの駅
おもちゃの駅 《平成26年1月中旬》
まるで模型の感の千頭駅、構内俯瞰。


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とよはし
豊橋
〈標高:およそ9m〉
愛知県豊橋市
東海道本線・東海道新幹線・飯田線・名古屋鉄道

幼少期から其の変遷を見届けた、地元に一番近い“都会”駅。 他駅同様、徐々に魅力は薄れても、矢張り愛着ある存在に変わりは無い。

上諏訪行き
上諏訪行き 《平成28年8月中旬》
一日数本有る上諏訪行き“鈍行”。 所用およそ六時間!

豊橋駅一番線
豊橋駅一番線 《平成28年8月中旬》
入場や否や、突然訪れたシャッターチャンス!

飯田線ホーム
飯田線ホーム 《平成28年7月下旬》
橋上駅舎化で雰囲気激変の飯田線・名鉄の行き止まり型ホーム。

伝統と革新
伝統と革新 《平成28年1月上旬》
最新式の車両と伝統の手旗の組み合わせは、或る意味珍妙。

整列の民
整列の民 《平成28年1月上旬》
言われなくても整列する、律儀で行儀の良い民族。


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ふなまち
船町
〈標高:およそ2m〉
愛知県豊橋市
飯田線

歴史的経緯で並走する路線中、飯田線のみ停車の変則駅。 隣接の貨物駅鉄路遺構も、かなり魅力的な撮影対象。

船町駅
船町駅 《平成28年8月下旬》
車両限界が影響か、現在の基準では放任の感も強い、安全は自己管理の通路。

船町踏切
船町踏切 《平成28年8月下旬》
身近で一番好きな鉄道ロケーション。

朽ち逝く操作盤
朽ち逝く操作盤 《平成29年1月下旬》
朽ち行く寸前、国鉄時代の操車設備。

三日月輝く頃
三日月輝く頃 《平成28年12月上旬》
金星と三日月の贈り物。


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みのあかさか
美濃赤坂
〈標高:およそ13m〉
岐阜県大垣市
東海道本線

東海道本線の隠れたもう一つの終着駅。 貨物鉄道愛好家には人気で馴染みも、日中は列車も少なく閑散。 構内各所に哀愁漂う。

知られざる東海道線の終着駅 美濃赤坂
知られざる東海道線の終着駅 美濃赤坂 《平成27年9月中旬》
窓枠・天井・腰掛に至る迄、かなり原形を留める貴重遺産。

貨物ホーム
貨物ホーム 《平成30年8月下旬》
つい一昔前迄は、荷物の集積場として利用されていた貨物ホームの今。

終着駅
終着駅 《平成30年8月下旬》
昔ながらの絵になる車止めと、到着の電車。


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ぐじょうはちまん
郡上八幡
〈標高:およそ207m〉
岐阜県郡上市
長良川鉄道

無形遺産の真夏の徹夜踊りで、全国的に有名な郡上八幡。 其の玄関口も日本全国に誇れる、美しい歴史的有形遺産。

旅立ちの駅
旅立ちの駅 《平成26年1月下旬》
観光列車「ながら」運行前の、素朴な普段着姿の頃。

木造跨線橋
木造跨線橋 《平成26年1月下旬》
今や貴重な純木造の跨線橋。

郡上踊り
郡上踊り 《平成26年8月上旬》
真夏の夜の一夜限り、駅前踊りが開催されます。

また来年も
また来年も 《平成26年8月上旬》
恒例の臨時列車で帰宅の途。 関係者一同感謝のお別れ。


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ほくのう
北濃
〈標高:およそ446m〉
岐阜県郡上市
長良川鉄道

元来は越美南線の“暫定”終着駅。 計画では此の先、帰属曰くの九頭竜水系・石徹白経由で“北線”と繋がれ、福井へと至るはずだった。

雨上がりの終着駅
雨上がりの終着駅 《平成26年8月上旬》
峠の谷口に位置する小さな集落の長閑な“終着駅”。

北濃駅 転車台
北濃駅 転車台 《平成28年5月中旬》
転車台は観光施設として、周囲に安全柵が張り巡らされた。

終着駅の朝
終着駅の朝 《平成28年5月中旬》
使われなくなって久しい一番線。 名も知らぬ可憐な花が満開の初夏。


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こしのかた
越ノ潟
〈標高:およそ1m〉
富山県射水市
万葉線

高度成長期、港湾整備で途切れた鉄路は県営渡船補完で連絡駅に。 大橋に併設の不便で無駄な歩道設備供用後も、便利な渡しは残置。

不本意な共存
不本意な共存 《平成26年8月上旬》
事業遂行が本命題。 結局は元来不本意な、中途半端な共存維持。


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けーぶるえんりゃくじ
ケーブル延暦寺
〈標高:およそ655m〉
滋賀県大津市
比叡山鉄道

比叡山に敷かれた二つの鋼索軌道各駅は皆魅力的。 其の中でも当駅は歴史と風格を備えた、且つ琵琶湖畔の展望も抜群の隠れた名所。

ケーブル駅仕様
ケーブル駅仕様 《平成27年11月下旬》
構内迄急傾斜の鋼索鉄道らしい、雰囲気伝わる駅名板。

登録有形文化財 延暦寺驛
登録有形文化財 延暦寺驛 《平成27年11月下旬》
昭和初期らしい特徴的外観を保つ、登録有形文化財。

戦前モダンの待合室
戦前モダンの待合室 《平成27年11月下旬》
待合も又、調度品も含め時代の香り。

発車の時刻
発車の時刻 《平成27年11月下旬》
発車間際の情景も又、何処か“あの頃”。


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やまとさいだいじ
大和西大寺
〈標高:およそ72m〉
奈良県奈良市
近畿日本鉄道

中間駅ながら、近鉄の大規模車庫が隣接の一大ターミナル。 分岐器がひしめく標準軌が、何処と無く欧州の鉄道駅を彷彿とさせる。

分岐器
分岐器 《平成29年3月中旬》
高速通過無縁の構内にも関わらず、直線的線路配置の少ない日本の分岐構造。

駅
駅 《平成29年3月中旬》
映画の一場面の様な、朝の情景。


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しおみばし
汐見橋
〈標高:およそ1m〉
大阪市浪速区
南海電気鉄道

建設の経緯上、高野線の起点駅ながら、現状は大都会のうらぶれた盲腸線ターミナル。 毎時二本、二両編成の電車が発着するのみ。

取り残されたターミナル
取り残されたターミナル 《平成29年3月中旬》
大都会の中心部に立地とは思えない閑散とした構内。

取り残されたターミナル
取り残されたターミナル 《平成29年3月中旬》
反面、地方路線の様な優しさの気遣い残る。


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わかやまこう
和歌山港
〈標高:およそ6m〉
和歌山県和歌山市
南海電気鉄道

“鉄道連絡船”が国内では死語となりつつある昨今、地味ながら完全現役の航路直結駅。 かつての青函航路の想い出が蘇ります。

四国連絡ノスタルジー
四国連絡ノスタルジー 《平成29年8月上旬》
ホームから、停車中の列車越しに連絡船。 国内では最早此処だけか。

水飲み台
水飲み台 《平成29年8月上旬》
煤煙に無縁な電鉄線に於いても、昭和の駅には洗面台と水飲み台。

鉄道連絡船
鉄道連絡船 《平成29年7月下旬》
無人駅になった今でも、連絡船の発着時にだけは往時の微かな面影。

哀愁の連絡通路
哀愁の連絡通路 《平成29年8月上旬》
乗船口へと続く、長い連絡通路。


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みろづ
見老津
〈標高:およそ9m〉
和歌山県西牟婁郡すさみ町
紀勢本線

黒潮を間近に望む無人駅、其の壱。 国道を挟みながらも、待合からも長閑な眺め。 観光地化されていない素朴な雰囲気が魅力的。

潮風の待合
潮風の待合 《平成26年2月下旬》
装飾皆無の待合室。 西日に輝く太平洋が印象的。

世界遺産への誘い
世界遺産への誘い 《平成26年2月下旬》
一応、付近を熊野古道が並走。 ささやかな世界遺産宣伝。


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わぶか
和深
〈標高:およそ15m〉
和歌山県東牟婁郡串本町
紀勢本線

観梅撮影の帰りに毎回立ち寄る、黒潮望む駅、其の弐。 経年の潮風の影響か、架線柱は移設改修、跨線橋は撤去された模様。

Die blaue Stunde
Die blaue Stunde 《平成25年9月中旬》
二度目の訪問時。 架線支持鋼材に補助柱が追加されていた応急処置状態。


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たいのはま
田井ノ浜
〈標高:およそ6m〉
徳島県海部郡美波町
牟岐線

毎夏、ほんの極僅かな期間だけ営業の、海水浴客向け臨時駅。 輝く砂浜直結の珍しい立地。 毎年、開設時は各種催しも。

夏の臨時駅
夏の臨時駅 《平成30年7月中旬》
ホームを出れば其処は砂浜! 此の日は駅舎を間借りで、地元ラジオ局の出前放送。

夏の間の臨時駅
夏の間の臨時駅 《平成30年7月中旬》
一期一会、偶然のドラマ。


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さぬきあいおい
讃岐相生
〈標高:およそ3m〉
香川県東さぬき市
高徳線

歴史街道であり、鉄道俯瞰有名撮影地でもある大坂峠。 其の讃岐側峠口に位置する、雰囲気有る小駅。

讃岐相生
讃岐相生 《平成30年7月中旬》
歴史有る神社にも引けを取らない、立派な巨樹が印象的。

大坂峠 遠望
大坂峠 遠望 《平成30年7月中旬》
大坂峠から眼下を一望。 構内を目下「うずしお」が通過中。


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たどつ
多度津
〈標高:およそ3m〉
香川県仲多度郡多度津町
予讃線・土讃線

四国鉄道発祥の町・多度津。 以来、此の地が島内運行上の拠点駅。 散在する古風な建造群が、薄れつつある其の歴史を語る。

時の流れ
時の流れ 《平成30年7月中旬》
初訪問は残念ながら閉鎖直後。 構内片隅の絵になる跨線橋。

時の流れ
時の流れ 《平成30年7月中旬》
“釜焚き”の頃から時代は様変わり。


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おこば
大畑
〈標高:およそ294m〉
熊本県人吉市
肥薩線

矢岳越え途中、ループとスイッチバックを組み合わせた珍しい線形が特徴。 嵩上げ・手摺設置等で、ホーム上は若干風情を損ねた感。

きじ馬の里
きじ馬の里 《平成28年4月上旬》
人吉名産、きじ馬の巨大置物は毎回の被写体。

優しさの収集箱
優しさの収集箱 《平成28年4月上旬》
存在意義を失っていた収集箱が、巣箱としての第二のお勤め。

雨上がりの給水塔
雨上がりの給水塔 《平成28年4月上旬》
歴史経緯語る石造の給水塔。 元々は薩摩への幹線駅。


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かれいがわ
嘉例川
〈標高:およそ168m〉
鹿児島県霧島市
肥薩線

明治期に開業の、由緒有る木造駅舎残る駅。 近年人気急上昇。 週末限定百食、幻の駅弁「百年の旅物語かれい川」も美味。

夜の木造駅舎
夜の木造駅舎 《平成28年4月上旬》
美しさを保持現役の木造駅舎、待合。 片隅奥には新たな居候。

木造駅舎の朝
木造駅舎の朝 《平成28年4月上旬》
和装が似合いの明治の駅も、利用者は矢張り時代の波に夢中。

嘉例川のひな祭り
嘉例川のひな祭り 《平成28年4月上旬》
伝統の旧暦に則ったひな祭りの特別展示。

お昼寝ニャン太郎
お昼寝ニャン太郎 《平成28年4月上旬》
我が道を行く、至ってマイペースなニャン太郎。


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りゅうがみず
竜ヶ水
〈標高:およそ13m〉
鹿児島県鹿児島市
日豊本線

昭和世代なら記憶に残る、激甚災害に見舞われた悲劇の駅。 県都から僅か一駅も、付近は影響でほぼ無人化。 定期利用客はいない。

錦江湾からの日の出
錦江湾からの日の出 《平成28年4月上旬》
錦江湾からの日の出。 対岸は大隅。

至極日常の朝
至極日常の朝 《平成28年4月上旬》
何気に見上げた視線の先の、噴煙たなびく情景は薩摩の至極日常。


標高は国土地理院「地理院地図」をもとに、駅本屋付近等の1m単位のおおよその数値です。

#:各運営会社の公式値ではありませんのでご留意ください。 また、線路面の標高でもありません。


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